善光寺地震によって倒壊した戸隠神社の「一の鳥居」

戸隠神社は江戸時代には「戸隠山顕光寺(けんこうじ)」と呼ばれる大きな寺院だった。これは、仏の信仰と神の信仰を一体のものと考える「神仏習合(しんぶつしゅうごう)」によるものである。このため、善光寺と戸隠は結びつけられ、善光寺に参拝してから戸隠にも参拝したという記録が室町時代から残っている。善光寺から戸隠へと向かう道(戸隠古道)で、はじめて戸隠山を仰ぎ見ることができる場所が「一の鳥居」で、古くから鳥居が置かれていた。江戸時代の寛政年間(1789〜1801)に大きな石の鳥居に建て替えられていたが、弘化4(1847)年の善光寺地震によって倒壊した。鳥居は今日まで復旧されていないが、幸い石の鳥居であったため、今日でも崩れた部材や地上に残る沓石(くついし/鳥居をはめ込む土台の石)を見ることができる。

善光寺地震によって倒壊した戸隠神社の「一の鳥居」
出典/撮影 委員
分  類
自然(災害、地震)
地  域
芋井
年  代
1847年/江戸時代
資料撮影年次
2016年(平成28年)
〔ID 1696〕