長野上水内教育会

令和5年度哲学対話が行われました。

2024.02.26 WEB更新更新情報講座

◇2月17日(土)梶谷真司先生(東京大学大学院総合文化研究科教授)を講師に、冬季大学講座『哲学対話』を実施しました。当日は、会場となった信州大学教育学部に約80名、オンラインで約30名が参加しました。梶谷先生のほか、馬場智一先生、神戸和佳子先生(県立大学)松島恒熙先生、三和秀平先生(信州大学)にもファシリテーターとして参加していただきました。

◇最初に、梶谷先生から『学びと哲学対話』と題して講演をいただいた後、小グループに分かれて『対話』を行いました。大学生から80代まで、年齢、職業などが異なる集団で、活発な『対話』が展開されました。

◇参加者の皆様の感想を紹介します。

・自分自身の哲学対話との出会いは、書籍で読んだのが初めてだったので、理論だけが先走っていましたが、梶谷先生のお話を聞いて、あまり窮屈にやるものではないという印象をもつことができました。「うまくいかないのならそれでいい」先生にもそのくらいの寛容な心と、それでも継続する粘り強さが必要だなと思いました。

・自分と違う考えの存在を認める、答えはなくても考えることが大事、主体的に考えれば興味がわいてくる、好きなことで苦労させることが大事など、考えや行動の原点となることを教えていただきました。

・梶谷先生の軽妙な語り口が心地よく、あっという間の時間に感じました。また、内容的にも自身にとって課題としていた内容でしたので、大変勉強になりました。今回学んだことをさっそく現場での実践に生かしていきたいと思います。

・若い人たちが自分の生き方を一生懸命考えてある姿に心が揺さぶられました。

・普段話せないような年代の方や、教育関係以外の大人の方と話せることで価値観が広がった。

・「失恋で失うものはなにか」いうテーマで対話したが、悩む時間、考える時間、グループの方の話を聞いてメモを取る時間、すべてが学びだったと感じた。貴重な機会だったと感じている。

・もともと対話が苦手なことと、思考をするのに時間がかかるので、哲学対話に参加することは不安でした。今回は聞いているだけでしたが、それでも大変有意義な時間でした。一つの問いでも様々な視点からの考えがあり、自分の考えも揺さぶられました。今度は子どもたちや職場の先生方とも哲学対話してみたいと思いました。

・「かっこいいとは」のテーマで「哲学対話」をしました。「対話のルール」に則って、考えを発表し合う中で、安心して自分の考えを発表し、他の皆さんの感上げをお聞きするくり返しの中で初めてお会いした皆さんでしたが、グループの中に不思議と心地よい雰囲気が生まれてきたのを体験できました。ありがとうございました。

・講義全体はとてもリラックスして取り組めた。哲学的なのはお堅い印象があって集まって来る人はみんな怖い人達だと勝手に思い込んでいた。それが普通に対話すれば全く逆の印象になった。ま  た、このようなイベントがあれば是非参加してみたいと思ったし、会社の中や身の回りの生活にも少しでも取り入れてみたいと思った。

・答えのないことに対して語り合うことが、これほど楽しいものだとは思ってもみませんでした。先生方のなさっているアプローチ、素晴らしいです!こんなレベルの高い座談会に仲間に入れていただけて、本当に光栄でした!

    

 

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