長野上水内教育会

【にがり】データベース「アップデート」します

2025.02.26 WEB更新委員会更新情報

【この投稿は・・・】
教材データベースは、3月3日に「v2.10」を公開します。先日公開したv2.00 は順調なのに、なぜアップデートするの? 操作マニュアルも兼ね、公開を楽しみにしていただくための宣伝です。

【まず v2.10 の正体・・・】
「v2.10」で追加されるのは「学校Base」「学校album」という特設ページ118点と、操作性の高い航空写真ビュアー・・・これだけです。機能するシステムやデータの部分は、「v2.00」でほとんど実装済みです。??すると「v2.10」の本質は?
たとえ話をすると、「v2.10」は「ニガリ」です。手前味噌ですが、「v2.00」はなかなか良くできた豆乳です。そのまま飲んでも美味しい、湯葉も作れる、近ごろじゃ鍋のスープにまでなってます。筆者も含めて委員は良い豆乳(v2.00)作りに力を注ぎ、豆乳が良ければ後はなんとかなる・・・と思いがち(豆腐屋さん視点)ですが、お客様は、より美味しく、バラエティに富んだ「豆腐」が欲しいのです。

【決定的な働きをするニガリ】
そこでニガリの登場です。良くできた豆乳に適切なタイミングでニガリを打つと、あら不思議・・・みるみるうちに豆腐が固まってくるというわけです。すでに「v2.00」は十分な「豆乳(素材)」なのですが、どうしたら「豆腐(教材)」にできるかわからなければ、指をくわえて見ているだけです。「v2.10」で登場する「学校Base」は、誰でもある程度の自家製豆腐がつくれるニガリです。「誰でも」と「自家製」が肝心なところで、その辺をテスト版でご覧いただきましょう。

【物語のはじまり】
写真は筆者の所属する小川中学校です。長水では珍しく鹿島槍ヶ岳が校歌に織り込ま れ、看板写真もアルプスです。大岡中さんとかぶってますが、花が違うのでお互いセーフ。筑摩山地の大岡中、土尻川の峡谷にある小川中と、それぞれの眺望に地形の特色が表れ、撮影位置の違いから鹿島槍・五竜・唐松の見え方も違ってます。この二枚を比べるだけでも「地形」や「位置」といった教材の「物語(ストーリー)」が静かに始まります。

【物語(ストーリー)の可視化】
今回、多くの学校が「特色(=物語)」のある写真を提供してくださいました。たとえば「カタクリ」の加茂小、「日新館ゆかりの門」の川中島小などは、看板写真自体が児童の学習活動(学び)や自校の歴史(歩み)の資料になっています。
看板写真の物語性が高い学校ほど、右上隅に「#(ハッシュタグ)」が多めに表示されます。「#」は v2.00で実装された「物語(ストーリー)の道案内」で、「言葉を鍵に、意味で結ばれた教材を閲覧する」システムです。各校の解説や、付与したキーワード(非表示)に反応するので、看板写真に「物語」があると「#」の表示が増えます。(写真のものはまだ休眠中)

【物語のひろがり】
「#」の下は「(学校の)近くの教材」です。テスト画面では、長野空襲で機銃掃射を受けた火見櫓が出ています。その写真を開くと、「#」に「長野空襲」などの言葉が現れます。「# 長野空襲」を押すと「長野空襲」に関わる全データが表示されますが、中には「犀陵中学校Base」もあります。どうして犀陵中さんが登場するのか・・・それは3月3日をお楽しみに。このように、自校を出発点に、誰でも「意味で結ばれた学びの世界」に入っていくことが可能になるので「v2.10 はニガリだ」というわけです。

【物語は次章へ】
さて、看板写真の下は、「学校紹介」です。当初、大多数の学校には何も表示されません(小川中は実験台なのでご容赦を)が、次第に写真が増える見通しです。ここには、各校の「たから」「まなび」「あゆみ」を象徴する写真を掲載します(最大9枚まで)。本質的に他の教材と同等ですが、学校の特色を示すものに限って、ここにも掲載します。来年度から「自薦」も歓迎する方向ですので、ぜひご検討ください。やや大げさですが、利用者が作成者にもなる「双方向的データベース」づくりがここから始まる・・・そんな願いを託した試作機能です。

【まずはショートカットを!】
公開されたら、まず「公開モード(ログインしない)」で自校の「学校Base」を開き、そこのショートカットを作ってください。あとは、児童生徒と共有すれば、それ以降はショートカットを開くだけで調査のスタートに立てるワケです。

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