長野上水内教育会

令和3年度哲学講演会が開催されました

2022.02.21 講座

2月19日(土) 参集・リモート含め39名の先生方にご参加いただき令和3年度哲学講演会が行われました。講師は姫路獨協大学の岡田勝明教授。「ことばと出会う-考える教育-」をテーマにご講演いただきました。

「ことば」の語源は「事の端」。よってことばで伝えられるのは「事実の一端」。しかしその「ことば」だけが目に見えないものに形を与えられる唯一のもの。目に見えないものをあるように作り出すことは「騙す」ことでもあり「騙る」と「語る」は同じ、など語源を追求することで、そのことばに込められた人間の心の本質を知ることができるということ、そして見えないことを見る、想像する力(ことばの力)は哲学の根本である、など「ことばの力」について改めて深く考えるきっかけをいただきました。

先生は「一人一人の人間を生かす社会をつくる基本は教育にある」と教育への強い期待で我々を鼓舞してくださいました。コロナで苦しい今だからこそ、教育の根本の力を取り戻し、教育が社会を引っ張っていく力になれるよう頑張っていきたい、と元気をいただけた時間となりました。

 

 

 

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