教育会役員リレーエッセイ 「読書の秋に想うこと」
東部支会理事でお世話になっています西条小学校の馬場広一です。
本校は今月11月に読書旬間がありました。全校読書ということで校長の読み聞かせを全校に行います。私は毎年「続々松代の民話」から西条地区にまつわるお話を紹介してきました。今年は、白鳥神社に奉納されている「神馬」(じんめ)という木造彫刻の馬(神社境内にある馬廠《ばしょう》に安置されています)にまつわる言い伝えをお話しました。
そこで…「読書の秋に想うこと」
ここ数年は、もっと詳しくいうとコロナ禍になってから、よく本屋で本を眺めるようになりました。何が流行っているのかなと眺めて、手に取って読んだりしています。家でぼーっと読む時間が好きで芥川賞、直木賞の本を手に取って気に入った本を読むようになりました。
皆さんご存じのように、芥川賞は、菊池寛が、友人だった芥川龍之介の名を冠して、1935年に制定したそうです。同人誌などを含む雑誌に発表された、新進作家による純文学の中・短編作品の中から、最も優秀な作品に贈られる賞だそうです。直木賞は、芥川賞と同じ1935年に制定され、新進・中堅作家によるエンターテインメント作品の単行本の中から、最も優秀な作品に贈られる賞だそうです。
ここ数年どんな本を読んできたかというと。
令和3年2021年芥川賞「ブラックボックス」砂川文次
令和4年2022年直木賞「夜に星を放つ」窪美澄
令和5年2023年直木賞「八月の御所グラウンド」万城目学
令和6年2024年芥川賞「サンショウウオの四十九日」朝比奈秋
他にもありましたが、家に残っている本はこんな感じでした。
追伸
小学校の頃は、少年ジャンプを友だちと回し読みしたのが読書だった時代もありました。また、図書館の本を読むときは、シートン動物記を全刊制覇した記憶があります。その人にとって、きっとその時代々に出会った本の記憶があるのではないでしょうか。今、ネット通販やデジタルで本を読める時代になっています。全国で書店が閉店してしまっているとも聞きます。教育会館の階段踊り場に関連本が多数置かれており、自分で購入して読んでみたこともあります。時々本屋へ行って本を眺めるのも一時の癒しと感じている今日この頃です。