西部支会理事でお世話になっております城東小学校の宮澤忠利です。
皆さんは、スポーツ観戦は好きですか。
スポーツをすることは大好きですが、スポーツ観戦も大好きなので、様々なスポーツ観戦をします。やはりライブで観戦することは、何より楽しいです。
今年の夏休み、久しぶりに甲子園に高校野球の観戦に行きました。
観戦した8月14日は、いわゆる強豪校が登場する対戦がありました。
中でも健大高崎VS智弁学園、大阪桐蔭VS小松大谷、京都国際VS新潟産大附の3試合に注目して観戦していました。
春の優勝校 健大高崎が敗れる波乱があり、勝つことの難しさを素人の自分なり感じていました。次の対戦は大阪桐蔭の圧勝と想像しながら、どのような展開になるか少しワクワクしていました。試合前の大阪桐蔭のシートノックの「速さ」「パワー」「正確さ」はとても素晴らしく、シートノック終了後の観客の歓声や拍手が一段と甲子園に響き渡り試合が開始されました。予想通り、大阪桐蔭の優位な展開で試合が進んでいきましたが、あと1本が出ませんでした。大阪桐蔭の打者のスイングの力強さは凄いのですが、すべて外野フェンス前のフライに打ち取られていました。後半に入りわずかなミスを引き金に、小松大谷が得点をしていきました。最終回になっても、逆転の大阪桐蔭が出るだろうと多くの観客は思っていましたが、小松大谷が完勝しました。
「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」の元プロ野球監督 野村克也氏の言葉が頭の中をめぐりました。
次の京都国際VS新潟産大附の試合中に事件は起きました。大接戦の試合を観戦しながら、あまりの暑さでスタンド裏通路に行ったところ、風通しの良い階段の所で座って休んでいる方が何人かいたのでそこで一休みしていました。
座って休んで5分も経たないうちに、球場の係の方が来て、「ここに休んでいる皆さんは医務室へ行きます。」と指示されました。「なぜ、医務室?」「休んでいるだけなのに・・・」と思いながらいたところ、「熱中症の疑いがありますので医務室へ行きます。」ということでした。熱中症の自覚は全くありませんでした。甲子園の医務室とはどんな所かと思いながら向かいました。
医務室では、体温測定、血圧測定、聴診を行いました。特段の異常はなかったのですが、「ベッドで休んでいってください。最低30分です。」と言われ休むことになりました。医務室の中は、冷房がよく効き、ベッドはブールシートのようなシーツで、氷まくらと冷えピタシート、脇の下に挟む氷、経口補水液がありました。30分程休み、すっかり元気になりました。医務室では、まだまだ多くの方が休んでいる状況でした。
今、考えると、球場の係の方は、階段で休んでいた全員が熱中症と判断したのだと思いました。賢明な判断により、球場の係の方が命の恩人とも思えました。その後、残りの試合は何事もなく観戦できました。
今回のことから、対戦相手を甘く考えると・・・、熱中症を甘く考えると・・・未然に対策することの重要性をあらためて学びました。充実した夏のスポーツ観戦の思い出でした。実は今年の登山の時、熱中症の方に出会っていましたが、自分には関係ないと思っていました。自分自身のことを甘く考えると・・・
追伸
おススメのスポーツ観戦を一つ。
「オーストラリアンフットボール」の観戦です。グランド中を駆け巡りますので観戦していてとても楽しいです。日本でも観戦可能ですが、オーストラリアで観戦することを強くおススメします。ぜひどうぞ。






