長野上水内教育会

教育会役員リレーエッセイ㉖「楽しく,明るく,助け合って」

2025.02.06 WEB更新更新情報

今回の担当は,大豆島小学校の清水重光です。

とうとうこの日がやってきてしまったと思いつつ,今まで素晴らしい文章を書かれていた先生方に何とか続けるように綴らせていただきます。

つい先日,1月28日に東北支会で第4回の学校運営員会を実施しました。学校運営委員会なので教務主任の先生方が中心になって学校運営について考え合う場ではありますが,今回は,研修として「すごろくトークで レッツ コミュニケーション」として,支会の各校の若い先生方に参加いただき,教務主任の先生と交流をするといった中身でした。私も参加をさせていただき,とても楽しい会になったと感じました。

会の趣旨としては,支会の先生方同士が関わりを持つこと,そして,何かあったときには相談できる相手として,支会の同輩や先輩の先生方を知るといった取組です。といっても研修の表題にあるように「レッツ コミュニケーション」で,みんなで「すごろくトーク」をしながら,楽しく,関わり合うことを目指しての研修でした。

当日は,支会の各学校の教務主任の先生方と新規採用から数年の先生方,校長先生が数名の全体で30名以上の先生方が参加してくださいました。司会役の教務主任の先生が上手に進めてくださり,最初から温かな雰囲気で進められました。

最初の自己紹介では,一人目が「○○が得な△△です」や「◇◇が好きな□□です」と伝え,二人目が「○○が得意な△△さんの隣の,◎◎が得意な■■です」と前の人のを覚えて,続けていくものでした。私のようなお年寄りにはなかなか覚えられないという事もあり,真っ先に自分からやりますと言ってずるをしてしまいましたが,同じグループの先生たちは快く承諾をしてくださり,6人のグループが無事に終えることができました。最後の先生は,5人分を覚え,そして自分の紹介をしました。途中名前が出ないところもありましたが,自分の名札を指さして,(このくらいの愛嬌はあってもそれはよしですよね)という場面もありました。きっちりとしていないところが,とても良かったと思います。

「すごろくトーク」では,「学校内で尊敬できる人」や「一番好きな場所は」などのお題があり,それに答えていきながら,その答えに対して質問したり,感心したりとお互いを知るための活動になりました。また,途中で「みんなで大きな声で笑う」とか「全員でハイタッチをしてイエ-という」といったミッションもありましたが,それも,全力で行いました。ミッションの中の「大きな声で笑う」というのは意外と難しいという話も出ました。「おすすめのこと」では美味しいラーメン屋を紹介してくれる先生がいたり,「得意なことは」では,指回しの凄いのを見せてくださったり,「一番言われて嬉しいこと」では,「最近結婚しました」という先生にみんなで「おめでとう」と伝えるなど,とにかく和気藹々と楽しい時間でした。「山羊を育てていて,今度毛を刈ってと思っているのだがどうしたらいいのか」と取り組んでいることを紹介してくれる先生がいて、みんなでどうしたらいいのかなと悩んだり、「妻も同じ仕事をしている。遅く帰ってきても妻が困らないように、作り置きできるように土日には一緒に料理をしているんだ」という先生に感心させられたりしました。

予定の時間は50分ほどでしたが,時間を超えて楽しい時間を過ごさせていただきました。

学校内でもコミュニケーションが大切だなと感じていますが,なかなか時間がなく,ましてや楽しい雰囲気で話をするということがなかなかできない現状もあるのではと思います。また、お互いの大変さが分かるだけに相談しにくい事もあるのではと思います。勤務学校以外に相談したい人がいることで、救われることもあるのかなと思いました。この関わりが,更に拡がって,もし困ったときがあったら相談できると言ったネットワークが様々なところにあるといいなと感じます。

会の最後にこんな話をさせていただきました。「自分1人で何でもできる人はいない。困ったら誰でもいいので相談してほしいし,校内で相談できる相手がいなければ,今日知り合った先生に相談してほしい。一人で何とかしようと思わず,みんなで何とかしていきましょう。」と。どの先生も孤立しない関わりが持てるように今後も考えていきたいと思います。

この研修を考えてくださった教務主任の先生方,会場提供をしていただいた中学校の先生方、また、ご参加いただいた先生方ありがとうございました。

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