長野上水内教育会

第3回研究委員長会が行われました

2026.02.13 WEB更新委員会更新情報

2月10日に第3回研究委員長会が開催されました。26委員会の委員長に長水教育会館に参集していただき、前半は今年度の活動の成果や課題及び来年度の研究の方向や委員の皆さんからの声を発表していただきました。その一部を紹介します。


 

 

 

 

 

 

 

《教師力向上部》

【1 共有塾企画運営委員会】

・「(株)ヤッホーブルーイング」が会社づくりで大切にされている雰囲気を現地で体験した。私服参加やニックネームでの呼び合いなどヤッホーブルーイングの文化・作法を尊重した運営をしたことで、参加者が主体的に社員の方々と対話し、今後の学校運営への希望を持つきっかけとなった。多くの興味深い企画が出て、アイディアを見るだけでもとてもワクワクした。

【2 Edカフェ長水委員会】

・「未来の学校」をテーマにした対話に多くの先生方に参加してもらい、様々な考え方や価値観に触れることができ、先生方との対話を通して、今、目の前にいる子どもたちや職場の同僚の先生方、過去の自分や過去に出会った子どもたち、これからの自分などを見つめ直したり、向き合ったりすることができた。何よりも多くの先生方とつながれたことが一番の収穫だった。

【3 授業と学級づくり委員会(小)】

・会後に直帰できるよう金曜開催とした。「学校見学ツアー」「学級通信を持ち寄った意見交換」「教室での実践や遊びを持ち寄った意見交換」等を行った。学校見学ツアーをしたことで、自校のよさを考えるきっかけとなった。特性のある子について他の先生方の視点から話ができ参考になった。委員会という場ではあるが先生方とつながれることが大事だと感じた。

【4 授業と学級づくり委員会(中)】

・それぞれの検討事項について担任や専科としての悩みを共有し、経験や専科の垣根を越えて様々な意見を共有できた。授業や学活の様子を参観した後に会をもったことで実情を踏まえたより深い検討会を行うことができた。自身の視野を広げることができた。学活などで他の先生がされている工夫を学ぶことができた。

【5 特別支援委員会】

・授業公開を減らし、オンラインで参加できる研修を軸としたことで先生方の負担感を減らした。高校や福祉等の方から義務教育終了後の進路の実際や小中学校でつけていきたい力について教えてもらい、支援の方向を考える参考になった。異校種の授業を参観でき実情を知ることもできた。自分の実践についてアドバイスをもらうことができ今後の参考にもなった。

《教科研究部》

【6 国語研究委員会】

・個々の自己課題に沿って研究テーマを設定し、教材研究、実践することができた。ICTの効果的な活用、教科横断的な学習、自由進度学習といった新たな授業アプローチに積極的に挑戦した。異なる校種の授業を参観するよい機会になり、教科としての縦のつながりや研究テーマに迫るアプローチ方法を多様にとらえたりすることにつながった。

【7 社会科研究委員会】

・授業を公開するに当たっての不安も大きかったが、同じ指導案や教材をアップデートしていく研究の進め方ができたことがとてもありがたかったのと同時に、授業の進め方や資料の作り方などが大変勉強になった。生徒の実態が異なるため、提示する資料について意見交換したことで新たな視点が見つかり、授業に活かせた。

【8 算数・数学研究委員会】

・Teamsのコメント機能を使って事前に意見交換を行って授業に臨めた事例もあり、研究を深められた。全国学力テストの課題に基づいた実践が多く、子どもたちがつまずきやすい課題への対応について多くの知見を得られた。算数の授業について同じ熱をもった先生方と話すことのできる機会が嬉しく、毎回楽しく会に参加ができた。

【9 理科研究委員会】

・信州理研長水支部と連携しながら授業研究を積極的に進めていくことができた。互いの実践を見ることで授業力の向上につながった。小中の様々な単元で授業参観をさせてもらい、自分の授業実戦にも深まりが出てきた。今後の方向として、研究委員が協働して授業づくりを行い、研究テーマに迫っていきたい。

【10 生活科・総合的な学習委員会】

・総合的な学習の時間の深さ、広さを学べた。多くの方と悩みを共有することで考えが広がっていくことを学べた。楽しそうな子どもたちの姿を見られてよかった。子どもたちが何を知りたくて、何を学びたいのか、この委員会で学んだことを自分の授業で生かしていきたい。この委員会でできた横のつながり、仲間になれたこと、末永くいい関係を築いていきたい。

【11 音楽委員会】

・鑑賞領域に限定して研究を行ったことで小学校から積み上げる必要のある知覚感受について意識した研究となり、指導すべき内容について深く考えるよい機会となった。小学校から中学校までの授業の流れを全て見ることができたことがとてもありがたかった。経験年数の違う先生方が授業公開することで違った鑑賞の授業になり、勉強になる貴重な時間だった。

【12 図工・美術研究委員会】

・公開授業に加え、県美術教育研究会と合同で研修会や授業研究会も行い大変充実した1年となった。道具・技法などの創造的な技能に関する系統性を大切にすることで、ねらうべき学びが子どもの意識の中でつながっていくと感じた。図工美術専門の先生方にその子の表現の意味や造形的な見方のよさなどを分析してもらい大変ためになった。

【13 体育・保健体育委員会】

・長野上水内体育指導研究会と研究テーマを統一し、組織の垣根を越えた運営に努め、多くの先生方を募集・招聘することができ、協働的で充実した研究体制をつくることができた。研究委員会での他校の先生方からの助言が児童のニーズに気づくきっかけとなった。自分一人ではできないことが研究委員会を通して周りの先生に広がっていく感覚があった。

【14 家庭・技術家庭科委員会】

・生徒の実態に合わせた題材設定や学習問題の工夫ができた。一校に一人であることが多い家庭・技術家庭科の先生方が集まり、授業について意見が交わせた。たくさんの授業を参観させてもらい、多くの先輩の先生方から題材を扱う上での留意点や授業を行う上での留意点を教えてもらい大変勉強になった。

【15 外国語活動・外国語研究委員会】

・「中間指導でのフィードバック」について焦点化し、授業づくりや授業後の研究会を行った。公開を進めるごとに単元づくりや授業の工夫についてブラッシュアップすることができた。「中間指導でのフィードバック」というテーマを据えたことで授業参観から中間指導でのアイディアや教材、単元づくりについて学ぶことができた。

【16 道徳委員会】

・委員の実践から教科等横断的に学習を展開し、子どもの意識を丁寧に据えることで価値に根ざした問題意識を据えて授業を構成していく姿を垣間見ることができた。委員の先生方だけでなく校内の先生方にも授業を参観していただく機会になり、校内研究の推進につながった。他校種の授業を参観し、小中の連携を意識した授業改善につながっている。

【17 特別活動研究委員会】

・合意形成のあり方やデジタル端末の有効活用、様々な形の関わり合いの形など、それぞれの学校の文化の醸成に寄与する実践が見られた。世話係の先生方から適切な指導をしていただき、大変学ぶことができた。必要だと感じながらできなかったことをこの機会に実践することができ学校づくりにもつながった。

《特別企画部》

【18 デジタル広報委員会】

・当日になって突然のトラブルが起きることが多々あったが、その対処をする経験を積み重ねてスムーズに乗り切れるようにしていきたい。また、スクリレアプリについてより登録者を増やすためにできることを考えたい。夏季大学配信の裏側を知り、その苦労がよく分かった。

【19 科学展委員会】

・継続作品の中に優秀な作品があった。例年は見られないアイディアで研究している作品が候補となった。科学作品のまとめ方について現行のようなボール紙は児童も先生方も大変。よい方法がないか他県の様子や各校の工夫を参考にしながら検討していきたい。例年子どもたちの作品を見合い、新鮮な視点に出会えて感激し、刺激になっている。

【20 図工美術展委員会】

・長野県美術教育研究会長水支部と連携して審査を行った。上手く連携しながら活動ができた。県選抜入選作品の教育会ホームページ掲載について、児童・生徒から承諾を得る方法として各学校を通じて通知を渡し、フォームで回答いただき比較的スムーズだった。たくさんの作品に触れ、よい研修の機会となるので、多くの先生方に委員として携わってもらいたい。

【21 書写書道展委員会】

・新たな取り組みとして委員に向けた書写の授業の公開も行った。やってみることに意義があったと思う。来年度も何かにチャレンジしたい。子どもたちの書写・書道教育の充実に資する活動ができたのではないかと思う。書道展運営だけでなく、先生方の研修の機会になるよう書写・書道に関わる活動を広げていきたい。

【22 教材データベース委員会】

・昨年度から「双方向性」をキーワードに活動してきた。全ての学校が一押しの一点を展示できるようなものになっている。今年度はそれに対してコメントもつけられるようになった。参加型のデータベースになってきている。使えそうなシステムなのに知らなかった。もっと多くの方に知ってもらえるようにしたい。

【23 地図作成委員会】

・小学校3年生に配布する長野上水内郡の地図改訂を行った。7月には地図の活用方法等についてアンケートを実施した。実際の授業の中で「地名探し」をやってみたが、毎回楽しみにしている子もいた。今後も子どもが夢中になれる活用方法を見出していきたい。地図を活用した授業実践を共有することで研修の機会となった。

【24 社会科資料作成委員会】

・リンクを多く掲載できるようにするため、ホームページリンクをURL表記からQRコードに変更したり、地理分野の工業生産の内容について新たに取材して内容追加をしたりと、「わたくしたちの郷土(中学校編)」が新教育課程をふまえた活用しやすいものになるよう編集・改訂を行った。長野県をより知ることができた。なぜこの資料が掲載されているか考えるきっかけになった。

【25 会報編集委員会】

・「わが校の運動会」「Essay~川柳~」など新しいテーマで執筆依頼をしたり、「総集会参加者の声」のように参加者の声を寄せ書き風にレイアウトしたりし、内容、量ともに原稿執筆の負担を軽減しつつ、会員が読みやすく手にとってもらえる会報になるよう工夫した。多くの先生方のお力で会報ができることを知り、あらためてじっくり捲ってみようと感じた。

【26 会誌編集委員会】

・今年度は「『わくわくリーダーズながの』への協力社へのインタビュー」を新設した。教職員相互の情報共有となるので、教育実践や随想だけでなく、「特集」も取り入れ後世に蓄積していけるようにしたい。校正を行う中で多くの先生の実践や考え、経験に触れ、大きな発見や学びがあった。多くの方の手が入って会誌が完成していることを知り感慨深かった。

後半は担当の 山下 由紀子 幹事より研究委員会全体としての今年度の成果と課題を受けての令和8年度の変更点について詳しい説明があり、その後、委員長の先生方との意見交換が行われました。

 

【令和8年度研究委員会の変更点】

①「みんなの学校づくり委員会」を新設(市教育センターとの共同研究)

→教育課程編成、特色ある学校づくり、グランドデザイン等について語り合う、事例検討、研修、学校公開等を実施

②特別支援教育委員会の研修内容の更なる充実

→不登校・不適応等に関わる内容を加える

③特別活動委員会の活動内容を教師力向上部の委員会へ

→教師力向上部「授業・学級づくり(小)(中)委員会または、「みんなの学校づくり委員会」へ位置づける

④「生活科・総合的な学習の時間委員会」の名称を「探求的な学び(生活科・総合等)委員会」に変更

⑤道徳委員会独自の研究へ(市教育センターとの共同研究とはしない)

⑥同好会の活性化につながる連携のあり方を模索

→音楽、図工・美術、家庭科・技術家庭科の3委員会の活動を休止、同好会との連携・活性化につなげる

⑦教科研究部の各教科等の公開授業数変更

→小・中学校それぞれ1~2本の公開

⑧「地図作成委員会」「社会科資料作成委員会」を「地図・社会科資料作成委員会」と統合

→4年に1回のサイクルで資料集(小3・4→小5・6→中学校)と地図の改訂作業を行う

意見交換では「教育課程研究協議会も休止中。学び会う機会は教職員にとって大切であり認識のアップデートは必要。市の教育センターには主事がいない教科もある。学びたい職員のために県のセンターでの研修手続きについて周知をお願いできれば」「初任の先生方の研修に同好会がかかわらせてもらうことができれば、会員の増加や同好会の活性化につながるのでは」「公開授業数を1~2本にということだったが、多くの授業公開をしながら研究を深めていきたい委員会もあるのでは(※「授業公開数はその委員会の実情に応じていただいて構わない」と清水 幹事長より回答)」といった意見が出されました。宮澤副会長がおまとめの中で「研究委員会は人材育成の中心的な活動」と述べられましたが、委員長の皆さんも同じように人材育成・教師力向上への熱い思いをもっていることが感じられました。

        

まとめの言葉の中で、長野上水内教育会 宮澤 俊樹   副会長から「教師力向上部には多くの会員が参加してよかったと思える研修や学習会を開催していただいた。教科研究部には92本もの授業を公開し、貴重な学びの機会を与えていただいた。特別企画部には専門性を生かして素晴らしい成果を残していただいた」と丁寧に感謝の言葉が贈られました。寺島 努 副会長からは閉会の言葉の中で委員長として研究を推進していただいた先生方に「子どもたちのために、先生方のためにという委員長の先生方の熱意。その姿そのものが若い先生方へのバトンになると感じました」と伝えられました。

終了後、H先生から「委員長の1年間を含めて3年間委員をやらせてもらった。小学校勤務経験がない自分が小学校の先生方の授業に触れ、このような授業を経験してきた子どもたちなんだということを意識して自分の授業づくりをするようになった。今、確実に自分の授業に役立っている。子どもたちの食いつきが変わった」K先生から「委員長という立場だからこそ多くの授業を参観できるメリットもある。委員の先生方それぞれ違った力があり、自分が影響を受けていると感じる」と研究委員会の魅力を語っていただきました。委員を努めた先生方の声の中に「多くの先生方とつながれた喜び」が多数ありました。お二人のような情熱をもった先生方と「つながり」をもつことができ、自身の教師力向上につながる研究委員会の活動により多く先生方に興味をもっていただき、積極的に参加していただけることを期待しています。

(文責:信里小学校 髙橋 俊)

 

 

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