みなさん 小川村といえば何を思い出すでしょうか。小川村は、「日本一美しい村連合」に所属していて、春は桜とアルプスの風景がとても美しい所です。多くの方が春先には小川村を訪れて、至る所で写真を撮影しています。そんなのどかな風景を思い浮かべる方もいるでしょう。また、小川村といえば「おやき」を連想する人も多いのではないでしょうか。今年は、長野市と小川村の教育業務委託の関係から中条、鬼無里地区からの入学生がありました。この三地区に共通するものは何だと思いますか。そうです「おやき」なのです。 小川村には「おやき村」があり、鬼無里には「いろは堂」そして中条には「やきもち屋」があって、特に有名です。ところで皆さん、おやきの起源について知っているでしょうか。小川村では縄文おやきと言っていますが、縄文時代からあったかと言われると、それは定かではありません。ただ 最近の研究では縄文土器に、穀物を煮込んだ後があったとかなかったとか・・・ 文献としては確かな物は残っていないのです。今年の入学生は三地区で共通している「おやき」をテーマに 探求的な学びを総合的な学習の時間で行う予定です。おやきの起源は「やきもち」と言われるものなのか、どこから伝わってきたのかなど、食文化をテーマに追究していきます。ところで、「やきもち」というものが、おやきの先祖ではないかという話があるのですが、この「やきもち」には、NPO法人があり、この方達も協力してくれる予定です。おやきの食文化文化というのは、現代では無くなってしまった「囲炉裏の文化」ですので、その囲炉裏での食事風景なども映像で見たり、実際に体験したりすることも考えています。小川村では、校外学習に際して、バスがいつでも使えるメリットを活かして、三地区を巡って、それぞれのおやきを食べ比べたり、伝承を聞き取ったり、実際に作るところ見てきたりしたらよいと思っています。子供達がどのような成果を発信してくれるか楽しみですが、地元の食文化を大切にしたい気落ちが育ち、互いの相互理解につながればよいなと思っています。(文責:教育会常任委員 小川中学校 校長 小林浩一)
教育会役員リレーエッセイ③「小川村といえば、やっぱりあれです・・・」
2025.06.04
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