信濃小中学校の佐藤 利恵です。信濃小中学校って聞いたことあるけど、どこにあって、どんな学校なのかは知らないという先生方が多いのではないかと思い、今回のエッセイでは信濃小中学校の魅力をたくさん紹介したいと思います。




信濃小中学校は、信濃町にあります。信濃町は、長野県の北の端、新潟県との県境にあります。信濃町といえば、野尻湖です。釣りやサップ、カヌーなど多くの人が楽しんでいます。またナウマンゾウの化石が発見されたことでも有名で、現在も2年に1度発掘が行われています。野尻湖や黒姫山は妙高戸隠連山国立公園に指定されており、風光明媚、文化遺産も多く、とうもろこしなどの食もおいしい三拍子そろった町です。

信濃小中学校は、開校14年目を迎える小中一貫義務教育学校です。1年生から9年生までが同じ校舎の中でともに生活しています。今年度の児童生徒数は373名。教職員はバスの運転手さんなどすべて合わせて71名です。町の支援をいただきながら、基本理念である「信濃町に誇りをもち、次代を担う人材の育成」の実現に向けて励んでいます。
最先端の授業を提供するを目標に!
本校ではICTの活用が盛んです。それによって、個別最適、協働的な学びが成立しています。子どもたちは課題を解決するために、自分の学び方を自分で選択して、どんどん学びを進めていきます。本校では現在4年生以上が教科担任制です。専門的な知識をもった先生たちと子どもたちが全力で学ぶ授業づくりの実現に向けて、取り組んでいます。1~3年生は、担任の先生や友だちと交流しながら、主体的に学ぶ基礎を固めています。


縦割り活動で多くの仲間と交流する
本校では「縦割り活動」を大切にしています。1年生から9年生が一緒になるグループが年度当初に作られ、年間を通してその班で活動が行われます。運動会や児童生徒集会、文化祭など縦割り班で活動が行われます。この活動を通して、全校が仲良くなり、互いを思いやる優しい気持ちが育まれていきます。また、下級生にとってよいお手本となりたい、上級生のようになりたいという思いを常にもち続けてみんなが成長していくので、学校の中は向上心にあふれています。
ふるさと学習の充実
信濃小中学校は町に一つの学校です。ふるさとに誇りをもって、将来は町に貢献してほしいと願って教育をすすめています。そのために本校では「ふるさと学習」に力を入れています。学校にはスクールバスが3台あり学年や学級で見学に行きたい時は自由に使うことができます。みんなで野尻湖に行って、水質や生物について学んだり、アファンの森にでかけて活動を楽しんだり、一茶記念館や黒姫童話館、時にはアイスクリーム屋さんでアイスクリーム作りに挑戦したり。8年生は職場体験をすべて町の企業等で行います。その中で、町の人とふれあい、 町にある魅力を再発見し、もっともっと信濃町が大好きになって、その思いが「町へ貢献したい」という気持ちへと高まっていってほしいと願って取り組んでいます。



信濃小中学校の魅力は伝わったでしょうか?こんなに雪も降りますが、一面銀世界の信濃町も本当に美しいです。この雪が溶け、新しい春がやってきた時の喜びはまた格別です。ぜひ、信濃小中学校にご来校ください。お待ちしております。