長野上水内教育会

共育塾「大人の社会見学~ヤッホーブルーイングへGO!」

2025.12.02 WEB更新委員会更新情報講座

     11月24日(月)(振替休日)に今年度の共育塾「(株)ヤッホーブルーイングへGO」が開催されました。ビールの好きな先生方は1度は飲んだことがあるであろう県内屈指のクラフトビール「よなよなエール」をはじめ、ユニークな商品名や個性的な味わいのビールを製造・販売している会社へ52名の申し込みを頂き、行ってきました。

実は昨年度の共育塾で、このヤッホーブルーイングの長岡知之さん(ヤッホー盛り上げ隊ユニットディレクター ニックネーム ちょーさん)を講師にお招きし、教育会館参集とオンライン参加のハイブリッドでお話をお聞きしましたが、どうしても現地に行って、生でヤッホーブルーイングという会社を感じてみたい先生が多かったことから、今年は御代田町にある本社まで行ってしまいました。

朝8時前、3連休最終日であったこの日、数ある休日の過ごし方の中から、共育塾参加を選択してくださった先生方が、続々と長野駅東口の大型バス乗り場に集まってきました。当日に向けて委員で話し合い、ヤッホーブルーイングに習ってあまり堅苦しくない雰囲気、カジュアルな服装、ニックネームで呼び合う等、準備をして当日を迎えました。出発したバスの中は抜群の人選でバスレクを任された2人の委員の先生のおかげで、出発直後から盛り上がり、堅苦しくない「職員旅行」のような雰囲気で笑いが絶えませんでした。

あっという間に御代田町のヤッホーブルーイングに到着。まずはちょーさんから会社の概要をお話しして頂きました。地ビールブームが終わって、ビールが売れなくなり赤字続きのどん底の時代から、今の躍進までのお話を含め、大切にしていること等、とても興味深くお聞きしました。その後、毎朝行っている「雑談朝礼」を3~4人のグループを作って体感しました。何を話してもいい、正解も間違いもない雑談から共通点が見つかったり、相手の印象が変わって親近感を感じたり、お互いの距離が縮まるうれしさを感じることができました。

     

いよいよ社員のみなさんが仕事をしているオフィスに案内して頂きました。社員の方々が手作りのうちわを振ったり、入口の鐘を鳴らしたり、拍手をしたりしながら大歓迎で迎えてくださり、そこからもうお互いに笑顔での出会いとなりました。オフィスは元パチンコ店をリノベーションして作られていて、仕切りのない広いオープンスペースでした。社長室もなく、社長さんも社員の方と同じワークスペースに座って、社員さんと垣根なく仕事をされているとのことでした。オフィスには書類はほぼ見当たらず、ペーパーレスでデスクまわりはみなさんスッキリきれいでした。ちょっとお茶が飲めるスペースには、立ったままお茶を飲みながら話せる高さの机があり、近くにはすぐに手に取って読める本があるのも印象的でした。社員さんが下げている名札には本人が決めたニックネームが書かれていて、役職関係なくニックネームで呼び合っているとのことでした。また、名札にはストレングスファインダー(調べてみてください)で診断された自分の強みが書かれていました。お互いの強みを名札を見て知ることで、お互いの持ち味を活かしながら仕事をしているそうです。

    

社員さんと生トークしたり、醸造場を見学させて頂いたり、時間はあっという間に過ぎました。帰り際にはバスに向かって社員のみなさんが笑顔で手を振ってくださり、名残惜しい気持ちでしたが、帰路につきました。帰りのバスの中では「よなよなエール」が配られ、プシュッと開けて楽しむ人、家に持ち帰って楽しもうとしている人、様々でしたが、みんなヤッホーブルーイングの余韻に浸りながらバスに揺られて帰りました。連休最終日のオフの日に、翌日からのオンの日に活かせそうなヒントをたくさんもらって、先生方みんないい顔で長野まで帰ってきました。

参加された先生方の感想から

○逆境を乗り越え、社長が会社をガラリと変え、危機を乗り越えた話が心に残りました。ピンチをいかに楽しく、充実しながらチャンスに変えていけるよう、知恵を絞って仕事したいと思いました。色々なご準備のおかげで、楽しく過ごせました。ありがとうございました。

○ヤッホーブルーイングさんの会社の雰囲気や社員さんの生の声を聴くことができ、昨年度講演でお聴きした様子をよりリアルに実感することができました。

○ヤッホーのみなさんの考えかたから、沢山学ばせていただきました。学校にも生かせそうです。バスレク、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

○講師のちょうさんの経営理念。きちんと理論をもって、実践をしている。そして、何度も伝える。その土壌としてのコミュニケーションの充実。そのような視点は、教員としてもよい刺激をいただきました。

ヤッホーブルーイングのちょーさんはじめ、社員のみなさん、参加された先生方、本当にありがとうございました。(文責:共育塾企画運営委員会世話係校長 東北中学校 中澤俊喜)

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