長野上水内教育会

スプリングセミナーが開催されました

2025.06.13 WEB更新更新情報講座

6月10日(火)に、スプリングセミナーを開催しました。

今年度は、おおむね経験年数5年目までの教員、講師、育休者、支援員、大学生等、昨年より対象者の範囲を広げて参加を募ったところ、総勢で39名の参加がありました。自主的に参加して下さった4人の大学生の皆さんの勇気にも拍手です。

「長野上水内教育会を知り、教師としてのあり方を学ぶ」「研鑽を積む機会、学校を超えたつながりをもつ場とする」という目的で、参加者が日頃の実践や悩みを語り合うことを大切に考えた対話形式のセミナーでした。

開会で勝野会長からは、経験年数や立場が同じ仲間と語り合うことで、明日からの実践へのヒントやネタを得てほしいこと、同じ気持ちをもった仲間同士でつながることが大切であることなど、参加者への願いが語られました。

続いて、長野上水内教育会前顧問である緑ヶ丘小学校長の野口茂雄先生から、「共に学び合う仲間づくり」というテーマで講話をお聞きしました。
野口先生は講話の中で次のような点に触れられました。

・何かノウハウを身につけたり、知恵をいただいたりするための特効薬はない
・自分の強みは必ずあり、その強みをより強くしていくこと(強さは内在する)
・仲間づくりは共に学ぶために大切
・経験や考え方の違いに学ぶことが大切(英知は現場にあり)
・コツはあるけれど正解はない、成果はすぐに出るものではない

そして、集団づくりや指導に関わることについて事例を提示し、講話の中で適宜グループトークを取り入れて語り合う場面もありました。
その後の情報交換の時間は、お互いの実践の様子を紹介しあう中で、悩みを共有したりこんなふうにやってみたらうまくいったというようなアイデアを紹介しあったりして、終始和やかな雰囲気で参加者が思いを語り合う時間となりました。

【参加者の感想より抜粋】
・強みが人それぞれあり、自分の強みを大事にすることが大切だと思いました。事例では実際に自分の担当しているクラスの子どもを思い浮かべて考え、手だてを共有することができてよかったです。場面を想定して考えることは大切だと思いました。
・支援員としてまだまだ経験は浅いのですが、これまでの勤務の中で「自分の強みはこれかな」と思うものがあります。その強みを「より強く」できるよう、日々の現場の中で先生方から、また生徒たちから学んでいきたいと思います。
・子どもが抱える困難さだけでなく、強みにも目を向けるようにしようと思いました。また、「すぐに成果が表れない」ということをお聞きして、最近は成果を急ぎすぎていたかもと思いました。一瞬一瞬の子どもとのかかわりを大切にする気持ちをもち続けたいです。
・日頃の悩みを共有することで解決策がいくつか出てきて、自分のものにできるようにしたいと思いました。同じ悩み共有することで、気持ちが少し前向きになるところもありました。
・いろいろな悩みを聞くことができ、「あ、一緒なんだ」と嬉しく思いました。同学年の先生が多く、悩みを共有しながら、自分の考えを話すことができる温かい雰囲気でありがたかったです。
・先生方の悩みや、学校でのお話を聞かせていただき、いい経験となりました。教員になるに向けて、不安はたくさんありますが、頑張りたいという気持ちも強まる場となりました。ありがとうございました。
・気軽にいろいろ話せる雰囲気がとてもよかったです。支援員さんと担任という立場の違いもお話しできて、学校の支援員さんも同じように困っているのかもしれないと考えることができました。

 

 

 

 

◇秋にもオータムセミナーが開催されます。仲間とつながり語り合うことで必ず自分の明日からの実践につながるヒントが得られると思います。大勢のご参加をお待ちしております。

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