金井山城 中核部の遠望

金井山の稜線上(りょうせんじょう)には、金井山城跡と呼ばれる戦国時代の城跡がある。岩山を掘り切る独特な普請(ふしん/土木工事のこと)が特色だが、防衛(ぼうえい)のための施設という見方だけでは説明しにくい構造もあって、岩山にあった聖地(たとえば独特の岩に神仏が宿る磐座〈いわくら〉信仰など)に城が築かれるような複雑な歴史があったかもしれない。写真は城跡の中核部付近で、落葉期(らくようき)に遠望(えんぼう)すると城の形が立体的に透(す)けて見える。不自然に凹(くぼ)んでいるような部分は人工的な地形(堀など)である。この稜線上には、大室古墳群(おおむろこふんぐん)の金井山支群(かないやま しぐん)も、城跡と重なるように分布しており、独特の景観の岩山は、古い時代から人々の営みが積み重ねられてきた歴史の舞台と言える。

金井山城 中核部の遠望
出典/撮影 委員
分  類
自然(地質・鉱物)
地  域
松代
年  代
戦国時代
資料撮影年次
2024年(令和6年)
◤ピンは南東ピーク◢
〔ID 1764〕