大雨などで崩(くず)れた土砂(どしゃ/土や岩のこと)は、谷をせき止めて小さなダムのようなものを作ることがある。そこに、さらに土砂や倒木(とうぼく)、水などが溜まって、重みに耐えきれなくなると、一気に崩(くず)れ、水と土砂や倒木が混じたものが、猛(もう)スピードで流れ下る現象が起きる。これを土石流という。非常に大きな破壊力があり、周囲(しゅうい)に大きな被害(ひがい)を出す。
川の流れをせき止め、水を貯めるための構造物(こうぞうぶつ)。その目的は、災害(さいがい)の防止、発電(はつでん)、飲用(いんよう)や農業用(のうぎょうよう)の水の確保(かくほ)など、いろいろな種類に分かれ、目的によって形も違う。
長野市の景観のひとつのシンボルにもなっている、長野盆地北西側の山地の「白い崖(がけ)」は、この岩が生み出したバッドランド(悪地地形)である。この地層は、約2,000万年くらい前に火山活動によって堆積(たいせき)した火山灰などが固まってできたもので、よく見ると色や、岩を作っている粒の大きさなどにいろいろな種類がある。大まかに「裾花凝灰岩」と呼ばれているが、粒が大きい凝灰角礫岩なども混じっているし、近年の研究では、裾花凝灰岩層の下の方は海中で火山が噴火したときの岩だと考えられている。裾花凝灰岩層は、茶臼山(ちゃうすやま)や地附山(じづきやま)の地すべりを引き起こしたことでも知られている。